下関マグロの“散歩生活”

下関マグロの“散歩生活”

東京の町を散歩します。散歩の途中で出会ったおいしい食べ物やおもしろいものを紹介します!

2月 6日

「きたなシュラン」に登場した「小さなカレー家」(大久保)を訪ねた

フジテレビの「とんねるずのみなさんのおかげでした」という番組の中で「きたなシュラン」というコーナーがある。
内容は、見た目は汚いけれど、料理は美味しいレストランを紹介するというもの。
いくつか自分の知っている店も登場したが、はっきり言って味がいいとは思えない。
たしかに散歩の途中で笑ってしまうような汚い店を見つけることがある。
時にそのユニークな外観から吸い込まれるように店内に入ってしまうことがある。
が、たいていまずい。
まずいから紹介しないことが多いのだ。

外見は汚くても店内がきちんと掃除されていて、衛生的なら味がいい場合もある。
それが今回紹介する「牛すじカレー 小さなカレー家」だ。

最寄の駅はJR総武線の大久保駅だが、今回は新宿駅から歩くことにする。
新宿駅西口から小滝橋通りを北へ歩く。
北新宿百人町の交差点を越え、春山外科病院のところを左に曲がり、
しばらく歩くと「牛すじカレー 小さなカレー家」がある。

牛すじカレー 小さなカレー家


看板がボロボロである。
「きたなシュラン」に登場した「小さなカレー家」

到着したのは12時22分。
前に並んでいるのはテイクアウトの人だ。
店内に入ると、待っている人がひとりいた。
5分ほど外で待ち、中で2分待って着席。
カウンターだけのお店で男性1人が切り盛りしている。
入り口に近い席だったため、目の前に「きたなシュラン」認定のタテというか人形があった。
「きたなシュラン」に登場した「小さなカレー家」


店の中にいる人全員がカレーライスを食べている。
コールスローサラダをいっしょに食べている人もいる。
というわけで、牛すじカレーライス 並盛 350円を注文。
ちなみに大盛は500円、特盛680円。この特盛はご飯の量がハンパなく多い。
コールスローサラダはなんと50円。それも注文。
併せて400円だが、CPは高い。
「きたなシュラン」に登場した「小さなカレー家」


先にコールスローがやってきた。
これが美味。新鮮なキャベツの上にドレッシングとガーリックベーコンが載っている。
牛すじカレー 小さなカレー家 牛スジカレー

サラダを食べ終えた頃、牛すじカレーライスが登場。
カレーは昔ながらのご飯になじむかんじの欧風煮込み風。
これにあとから牛すじを乗せている。
ご飯も並盛でけっこうな量。
テーブルに置いてある、らっきょと福神漬けも定番だ。
よくかき混ぜて食べるとおいしい。
さて、おなかいっぱいになったところで、大久保駅方面へ歩く。
この道は、さきほどのカレー屋さんだけではなく、ほかにも安くて美味しいお店が並んでいる。

ちなみに「きたなシュラン」のコーナーは現在、きたな美味い店 「きたなトラン」という名前に変わっている。
本家のミシュランからクレームがきたのではないかといわれているが、真相はよくわからない。
僕も「JG」という新宿から四谷あたりのタウン誌で新しく連載が始まった。
そのタイトルが「イケ女シュラン」である。
内容は地元のイケてる女性を取材するというものだが、
こちらはタウン誌だし、クレームがくることはないかな。

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2月 4日

文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 いよいよ完結! 雑司ヶ谷霊園へ

東京メトロが主催する「文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編」もいよいよ最後のひとつ。
残るは副都心線雑司が谷駅のスタンプだ。
池袋側の改札を出るとそこにスタンプがあった。

文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 雑司ヶ谷駅スタンプ


これでスタンプはすべてそろった。
スタンプはそれぞれ2箇所押すようになっている。
つまりリーフレット部分とプレゼントの応募はがき部分にそれぞれ押すのだ。

文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 応募はがき


プレゼントはÅ賞とB賞がある。
東京メトロのオリジナルブックカバーかブックマーカーである。

スタンプラリーそのものは、2月28日に終了するのだが、
プレゼントの応募は3月7日必着になっている。

さて、最後の夏目漱石のスポットは雑司が谷霊園である。
ここは作品『こころ』に登場するし、漱石自身も眠っている。

漱石以外にも多くの有名人のお墓があるので、巡ってみるのもいいだろう。
ぜひおすすめしたいのが、管理事務所へ行くことだ。
ここで地図をもらうおう。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 雑司ヶ谷霊園地図

地図は2種類ある。豊島区が作ったイラスト入りのものと、雑司ヶ谷霊園が作ったもの。
できれば両方あるといい。
というわけで地図を見ながら、夏目漱石のお墓をさがす。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 雑司が谷 夏目漱石の墓

かなり立派なお墓だ。
夏目漱石は49歳で亡くなった。死因は胃潰瘍。
近くに、前の記事でも登場した、ケーベル先生のお墓もあった。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 雑司が谷 夏目漱石の墓

そのほか、漱石とゆかりのある人々の墓もある。
親友で、東京市長だった中村是公、門下生だった森田草平の墓などもある。
ほかにも永井荷風、小泉八雲、竹久夢二などの墓がある。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 雑司ヶ谷霊園 永井荷風の墓


地図を見ながらぐるりと回れば、けっこうな散歩となる。
お昼を少し過ぎたので、近くの大勝軒によってお昼を食べることにした。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 東池袋大勝軒

山岸御大が入り口に座っていらっしゃる。挨拶をして、食券購入。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 東池袋大勝軒 山岸御大

東池袋大勝軒 もりそば

迷わずもりそばにした。店内に入ると5人の行列。ほどなくしてつけそば到着。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 東池袋大勝軒

最近は濃厚なつけ麺が増えてきたが、
ここが原点というか、
昔ながらの味がいい。
さて、おなかいっぱいになったところで
今度は有楽町線の東池袋駅まで歩こう。

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2月 2日

文豪たちの東京めぐり 漱石も食べた洋風かきあげや羽二重団子を!

今回の「文豪たちの東京めぐり」は、夏目漱石が学生時代に食べた洋風かきあげを今も出すお店「松栄亭」を訪ね、
『我輩は猫である』を書いたとされる旧居跡をめぐる。
さらに『三四郎』に描かれた藍染川跡といわれる「よみせ通り」を経て、羽二重団子本店まで歩く。


まずはお昼時ということで、「松栄亭」から始めることにした。
東京メトロ丸の内線の淡路町駅
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 淡路町駅スタンプ

スタンプを押し、地上に出て「松栄亭」へ。
有名なお店で、これまで何度かきたことがある。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 松栄亭

何が有名かといえば、「洋風かきあげ」が有名だ。
漱石の随筆に「ケーベル先生」というのがある。
ケーベル先生というのは海外からやってきた東大の大学教授で、
漱石も講義を受けたことがある。
そのケーベル先生の専門コックだった人が松栄亭の初代である。
漱石があるとき、ケーベル低をたずねたときにありあわせの材料でコックが作ったのが、
「洋風かきあげ」である。
注文すると「15分ほどかかりますけどいいですか」と聞かれる。
「いいですよ」と答える。
というわけで、15分待って出てきたのがこれ。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 松栄亭 洋風かきあげ


真ん中から切ってみるとこんなかんじ。

文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 松栄亭 洋風かきあげ

豚肉とタマネギを卵と小麦粉で混ぜ、それを揚げている。
外はカリッとして、中はしっとり。
オムレツかお好み焼きかとか似ているものを探すものの、似たものはない。
毎回ここにくると洋風かきあげは頼むのだが、おいしいかと聞かれれば、うーん、それはよくわからない。
ただ、味が受け継がれているので、漱石が食べたものと同じようなも味を体験できるのがすごいと思う。

おなかいっぱいになったところで、南北線の東大前駅まで歩く。
本郷通りに出てまっすぐいき、東京大学を通り過ぎたあたりに駅がある。
駅でスタンプを押して、漱石の旧居跡を見に行く。
ここに今は碑がたっている。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 旧居跡

イギリスの留学から帰国した漱石はこの場所にあった家に3年ほど住む。
その間に処女作『吾輩は猫である』を執筆するのだ。
その石碑の後ろにある塀の上を見ると、そこには猫がいた。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 旧居跡の猫


ここから団子坂を降りると、不忍通りである。
団子坂下の交差点に千駄木駅の入り口があり、そこにスタンプがある。
それを押して、不忍通りから一本東側の「よみせ通り」を歩く。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 藍染川跡

ここが『三四郎』に登場したデートコースの藍染川ががあったところだ。
川は現在、暗渠になっている。
ここからJR日暮里駅方向へいくのが、谷中銀座の商店街だ。
JRの線路を越えると、羽二重団子本店がある。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 羽二重団子

テイクアウトもあるが、店内でお団子も食べられる。
お茶とセットになっているお団子2本が462円。
それを注文する。
待っている間に「スタンプ台はどこですか?」と聞く。
教えてくれたのは入り口に近い場所。
ここは古いものがいろいろ展示されていて博物館のようだ。
出てきたお団子がこれ。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 羽二重団子

実は、僕はここにも何度かきている。
ここのお団子はおいしくて、何本でも食べられそうだ。
が、今あらためて、リーフレットを見ると、
スタンプ帳を見せると全商品5%OFF
と赤文字で書かれているではないか。ショック。。。。
知らなかったぁ。会計のときに見せればよかった。
つうか、スタンプの場所聞いているんだから、お店の人も察してほしかった。
というわけで、みなさんはぜひスタンプ帳を見せて値引きしてもらってね。
というわけで、残りスタンプはあと一個となった。
次も期待してね。

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