下関マグロの“散歩生活”

下関マグロの“散歩生活”

東京の町を散歩します。散歩の途中で出会ったおいしい食べ物やおもしろいものを紹介します!

2010年09月

9月 30日

新宿南口から歩いて沖縄ランチへ


新宿駅南口

新宿駅にいた。ちょうどお昼時だった。ふとこの前訪問した新宿のラーメン店「風雲児」に行きたくなった。

というわけで、南口から出ることにした。暑い日だった。南口の前の道路が甲州街道である。ここを右に行けば、初台方面であり、左へ行けば、四谷方面ということになる。といわけで、ここは右へ。
あおい通り



甲州街道を西新宿一丁目の交差点方向へ歩く。住居表示はすぐに代々木となる。

実際、JRの代々木駅も歩けばすぐである。

甲州街道と平行に走る「あおい通り」へ出る。

かつてここは川であった。その証拠に橋の跡という碑が建っている。
代々木二丁目交番





このあおい通りをまっすぐに進むと、代々木二丁目交番というのが見えてくる。もしこの通りが川だとすると中州のようなかんじで交番がある。交番の右側をいけば、公園があり、左は道になっている。
風雲児 行列

左側の道へ行くとすぐに「風雲児」がある。げげげ、すごい人が並んでいる。道もそうだけれど、公園側にも10人以上が並んでいる。こりゃ、まいったなぁ。前回の経験から、これだけ並んでいると40分以上は待つことになるなぁ。あきらめることにした。

と、その手前にあった沖縄料理の店が目に入る。

「琉球梅酒Dining てぃーだ 新宿南口店」だ。
琉球梅酒Dining てぃーだ 新宿南口店 外観



表にランチの写真が出ていて、なんとも沖縄そばがおいしそう。というわけで、ここに入ることにした。「風雲児」同様にここも地下一階である。さて、何にしましょうかとメニューを見れば、「沖縄そば+ミニてぃーだカレー」980円というのがあった。おお、カレーも気になっていたんだ。というわけで、ランチが到着。沖縄そばは普通においしい。で、カレーなんだけど、これがビックリ、甘いカレーなのである。これはちょっと変わっているね。なんだかおいしい! というわけで、「風雲児」は挫折してしまったけれど、そのかわり、おいしい沖縄ランチが食べられた。
てぃーだ ランチ








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9月 23日

高遠ブックフェスティバルで高遠そばを食べる


北尾トロ

2年前、友人の北尾トロが長野県の高遠町に「本の家」という古本屋を開店した。

「行くよ」と言いながら、なかなか訪問できなかったのは、高遠町が近くはないからだ。今回は、9/18~23まで開催された

高遠ブックフェスティバルにあわせて高遠町を訪問した。


高遠の商店街



東京からのアクセスはおそろしく悪い。車で行くのがいちばんだと思う。僕は車を持っていないので、電車かバスということになるが、北尾トロによれば、電車やバスを乗り継いで行くのは大変だとのこと。そこでお勧めされたのが、新宿からの直行バスである。


民家の軒先

朝、7時に新宿を出発。お昼前に高遠文化センター前に到着した。

というわけで、北尾トロのいる「本の家」へ向かう。

で、わかったのは、高遠はちょっとした町である。東西にのびる商店街が2本ほどあった。



メインの商店街が500メートルくらいだろうか。なので、そんなに広い町ではない。
壱刻さん



町全体がブックフェスティバルを盛り上げている。

何軒かの古本屋さんが、フェスティバルにあわせて、空いているスーパーマーケット跡にお店を出していたり、普通のお店も店先に古本を置いていたりする。

100円均一で、お金は空き缶に入れるような方式になっているようなところが町のいたるところにある。掘り出し物もあるかもしれない。

また、歩いていると、民家の塀の上に古い本が、置かれており、「ご自由にお持ちください」と書かれていたりする。

一日、ぐるぐるまわっても飽きない。
高遠そば



高遠文化センター側から歩くと、商店街の終わりに北尾トロの「本の家」があった。大盛況である。お客さんであふれ、地元のテレビ局なども取材にきているし、けっこう忙しそうだ。

北尾トロに挨拶をする。ちょうどお昼時だから飯でも行こうと誘えば、

「じゃ、高遠そばはどう?」

「いいね、いいね」
高遠そば



と言うと、隣の「壱刻(いっこく)」という蔵を改装したお蕎麦屋さんである。

ここで高遠そばをいただく。

高遠そばの特徴はつゆにある。辛み大根と味噌を入れるのだ。これがけっこう旨い。のどごしも良くツルツルといただいた。そして、つゆにそば湯を入れて飲むと、これがまた旨い!

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9月 19日

明治神宮外苑の森にある不思議なちゃんぽん屋さん

水明亭

同じ道を歩いていても、ちょっと時間帯を変えると、
見える景色が違ったりする。

いつもとちょっと時間を変えるだけでも思わぬ発見があるという例を紹介しよう。

明治神宮外苑は都心にあって素晴らしい散歩コースである。

スタートは地点はいろいろあるけれど、この日は東京メトロ、銀座線の外苑前駅。

まずは銀杏並木が素晴らしい。もちろん色づいてからもいいが、
この時期でも充分に楽しめる。

水明亭


ランチ時は並木道脇にはいくつかのレストランがある。この季節、天気が良ければ、
テラスのテーブルで食事をするのもいいだろう。

こういう場所でランチというのもいいが、ずんずんと北へ進んでいこう。
絵画館が見える場所で、道は信濃町駅へ行く右の道と神宮球場側の左側に別れる。ここで、左へ進もう。

水明亭


野球場の先にこんもりした森が見えてくる。この森に足を踏み入れると、
入り口にこんな看板が見えてくる。いつも見る看板だ。

水明亭


ちょっと看板の方向へ歩いてみると、「水明亭 歩行者用通路」と書かれた看板をいくつも見かける。

水明亭


かつてこの場所を散歩していたのは、朝か夕方であった。昼間も歩いたが、それはたいてい土日であった。
そのため「水明亭」という看板があるのは知っていたが、それが、なんなのかよくわからなかった。

そこには建物がある。

水明亭


旅館なのか、閉店してしまった飲食店なのかなどいろいろなことを妄想していたのだが、
この日は、暖簾がかかっているのを目撃した。

水明亭


近づいてみると、ここが入り口ではなかった。

水明亭


目立つところにある、入り口ではなく、ちょっと奥まったところが入口。
そこへ人々どんどんと入っていくのが見えた。
ちょうど昼時であった。

水明亭


食事でもするかと、おそるおそる中に入ってみると、店内は満員。そこは、食堂であった。
まずは食券を買ってくださいとのこと。

水明亭


メニューにはいろいろと書かれているが、ほとんどの人は「ちゃんぽん」か「皿うどん」を食べている。
「ちゃんぽん」870円にした。ライスをつけますか?と聞かれる。
皿うどんとちゃんぽんには小ライスがつくようだ。
お金を払うとプラスティックの食券をくれる。
色で注文が別れているらしい。

水明亭


たとえばちゃんぽんは赤い札だ。そこに番号が書かれている。番号順に料理が出てくのだ。
で、出てきたちゃんぽんを見て、ご飯を注文しなくてよかったと思った。ハンパ無い量である。
ちゃんぽん@水明亭


野菜はもちろん、竹輪だとか豚肉だとかいろんな具が大量に入っている。しっかりした太麺も旨い! 長崎チャンポンというと白濁のとんこつスープだけれど、それを想像すると、まったく違うものだ。ここのは東京風というか、魚介系の醤油のあっさり味のスープだ。

ちゃんぽん@水明亭


平日の午前11時~午後2時までが営業時間だ。1日たった3時間、しかも平日だけなのだ。見逃していたのも無理はないと思った。

以来、明治神宮外苑の散歩は平日の昼時と決めている。


追記:
どうやら、夜も営業を始めたようです。
しかもFacebookページができていました。
水明亭Facebookページ

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9月 16日

閉店するという四谷の中華料理屋「福昇亭」さんを訪問した!


四谷 新宿通

以前住んでいたこともあって、四谷には昔よく通った店がある。

「福昇亭」もそのひとつだ。

その「福昇亭」さんが店をたたむという情報を、

このブログへのtomyさんのコメントで知った。

いてもたってもいられなくなり、四谷へ向かった。



というのも、今年の2月の、四ッ谷駅前にあった
福昇亭 外観



「とんかつ 三金」が閉店してしまった。

四谷に住んでいたときはけっこう通った店だったので、

最後に一度行きたかったのだが、閉店してしまってはそれもかなわない。



というわけで、「福昇亭」である。

ここは、小さな、ごく普通の町の中華料理屋さんである。ご夫婦でやっておられる。

四谷に住むようになってすぐに行った記憶がある。
福昇亭 炒飯 630円



なぜなら、名前がいい。「福」が昇っていくという名前に縁起の良さを感じたのだ。

一階はカウンターだけ、二階は2人掛けのテーブルが2つある。

しかし、僕はいつも一階のカウンター席に座っていた。たいてい一人できていたからだ。
福昇亭 餃子 525円



で、メニューはどれを食べてもおいしかったのだが、とくに気にいたのが「炒飯」だった。だから、僕はここへ行くと必ず炒飯を食べた。

一階のカウンターに座ると調理の様子がよくわかった。

炒飯には大量のニンジンのみじん切りが入る。
福昇亭 チャーシューメン 680円



僕は、オヤジさんの作り方を見て、自分の家でも作ってみよう、何度もチャレンジした。似た味は出せるのだけれど、なかなか同じおいしさは出せなかった。



そうこうするうちに僕は四谷を離れた。
福昇亭 レバーニラ炒め 630円



早稲田に引っ越すことになったのだが、

それでも家で作るチャーハンは、

ここの味に少しでも近づけたいと思っている。



さて、「福昇亭」へ向かおう。

JR四ッ谷駅から新宿通りを新宿方向へ歩く。

そういえば、閉店を教えてくれたtomyさんは「福昇亭」の昔の姿を知っている。

かつて、四谷の新宿通りはいまよりもっと狭かった。当時の「福昇亭」はいまよりももっと大きく。人を使っていたそうだ。それが拡幅工事によって、店が小さくなり、その後はご夫婦で仕事をなさるようになったということだ。



午前11時に到着。開店は11時半とのことで、目の前の公園で30分待った。そして入店。妻とふたりで炒飯、餃子、チャーシューメン、レバーニラ炒めを頼んだ。どれも旨い! もうこれが食べられないかと思うとちょっとさびしくなった。






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9月 14日

激辛カレーを食べに本駒込の大沢食堂へ!

厳しい残暑が続いている。

食欲も落ちてくる。

そこで、辛いカレーが食べたくなる。

前回もカレーを食べに出かけた。

それは神宮前の「MOKUBAZA」という店。

見事に店内は女子ばかりであった。

次は男ばかりが客という店に行ってみたい。

と、浮かんだのは、本駒込にある「大沢食堂」。

ここは、極辛カレーというのがあるのだが、相当辛いそうだ。

でもお試しの「一口極辛カレー」というのが100円で提供されているので、これにチャレンジしてみようと出かけた。




駒込土物店跡の碑

降り立つ駅は文京区にある本駒込駅。東京メトロ南北線の駅である。駒込という地名は豊島区であり、本駒込は文京区。もともとは同じ駒込村だったようだ。

駅からすぐの天栄寺という寺の前に「駒込土物店跡」の碑が建ち、説明文がある。

それによれば、この地は、

神田および千住とともに、江戸三大市場の一つであり、幕府の御用市場だったのだそうだ。今からはちょっと想像がつかない。

さらに説明文によれば、
駒込土物店跡の説明文





その起源は、元和年間(1615~24)といわれている。

初めは、近郊の農民が、野菜をかついで江戸に出る途中、天栄寺境内の"さいかちの木"の下で毎朝休むことを例とした。

すると、付近の人々が新鮮な野菜を求めて集まったのが起りといわれている。





なるほどねぇ。この"さいかちの木"というのは落葉樹で、夏には暑い日差しを遮り、冬には葉が落ち、陽が当たるようになっている。



さて、本郷通りから、旧白山通りへ出よう。
大沢食堂外観



まっすぐ、都営三田線の千石駅方面へ歩けば、

右側に大沢食堂が見えてくる。

到着したのは13時少し前。

店内には20代とおぼしき男性サラリーマン4人組がテーブルに、30代とおぼしき男性1人がカウンターにいる。

ここはランチタイムにカレーラーメン、カレーライスが100円引きになる。
大沢食堂 ランチ



ともに並辛、中辛のみで、それ以上の辛さの場合は値引きにならない。

今回、2回目の訪問。前回はカレーラーメンの中辛を食べた。

さて、今回はカレーライスの中辛を注文。100円引きで650円。

お店の女性が「大丈夫ですか、ウチのはけっこう辛いですよ」とおっしゃる。

「大丈夫です。それから一口極辛カレーをください」

と言う。メニューを見ると、並辛、中辛、大辛、極辛と並んでいる。

値段は700、750、800、850と辛くなるにつれ、50円ずつ高くなる。



味噌汁、中辛カレー 一口極辛カレーがお盆に載って登場。
大沢食堂 カレーラーメン



中辛カレーは少し辛いが、おいしい。福神漬けではなく、紅ショウガがのっかっている。

驚くほどの辛さではない。

普通に食べられる。で、一口極辛カレーをちょっと食べてみた。

うっひょひょぅ。辛い、辛い。辛さ以外のものは感じない。

痛いってかんじだ。これはこれで好きな人がいるんだろうな。

一口極辛カレーを半分ほど、中辛カレーのルーに混ぜて食べてみた。
一口極辛と中辛カレー



自分にとってはちょうどいい辛さ。

それにしてもご飯の量が多い。

50円引きでご飯の量が半分というサービスもあるようだ。

そちらにすればよかった。



その後もお客さんはやってくる。男性ばかりだ。

サラリーマンのグループは押尾学の裁判話で盛り上がっている。

そのグループも1人がカレー炒飯で、それ以外はすべてカレーライス。

そして、他のお客も全員がカレーライスであった。

やはり暑いときはこういう辛いカレーがいい。




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