水明亭

同じ道を歩いていても、ちょっと時間帯を変えると、
見える景色が違ったりする。

いつもとちょっと時間を変えるだけでも思わぬ発見があるという例を紹介しよう。

明治神宮外苑は都心にあって素晴らしい散歩コースである。

スタートは地点はいろいろあるけれど、この日は東京メトロ、銀座線の外苑前駅。

まずは銀杏並木が素晴らしい。もちろん色づいてからもいいが、
この時期でも充分に楽しめる。

水明亭


ランチ時は並木道脇にはいくつかのレストランがある。この季節、天気が良ければ、
テラスのテーブルで食事をするのもいいだろう。

こういう場所でランチというのもいいが、ずんずんと北へ進んでいこう。
絵画館が見える場所で、道は信濃町駅へ行く右の道と神宮球場側の左側に別れる。ここで、左へ進もう。

水明亭


野球場の先にこんもりした森が見えてくる。この森に足を踏み入れると、
入り口にこんな看板が見えてくる。いつも見る看板だ。

水明亭


ちょっと看板の方向へ歩いてみると、「水明亭 歩行者用通路」と書かれた看板をいくつも見かける。

水明亭


かつてこの場所を散歩していたのは、朝か夕方であった。昼間も歩いたが、それはたいてい土日であった。
そのため「水明亭」という看板があるのは知っていたが、それが、なんなのかよくわからなかった。

そこには建物がある。

水明亭


旅館なのか、閉店してしまった飲食店なのかなどいろいろなことを妄想していたのだが、
この日は、暖簾がかかっているのを目撃した。

水明亭


近づいてみると、ここが入り口ではなかった。

水明亭


目立つところにある、入り口ではなく、ちょっと奥まったところが入口。
そこへ人々どんどんと入っていくのが見えた。
ちょうど昼時であった。

水明亭


食事でもするかと、おそるおそる中に入ってみると、店内は満員。そこは、食堂であった。
まずは食券を買ってくださいとのこと。

水明亭


メニューにはいろいろと書かれているが、ほとんどの人は「ちゃんぽん」か「皿うどん」を食べている。
「ちゃんぽん」870円にした。ライスをつけますか?と聞かれる。
皿うどんとちゃんぽんには小ライスがつくようだ。
お金を払うとプラスティックの食券をくれる。
色で注文が別れているらしい。

水明亭


たとえばちゃんぽんは赤い札だ。そこに番号が書かれている。番号順に料理が出てくのだ。
で、出てきたちゃんぽんを見て、ご飯を注文しなくてよかったと思った。ハンパ無い量である。
ちゃんぽん@水明亭


野菜はもちろん、竹輪だとか豚肉だとかいろんな具が大量に入っている。しっかりした太麺も旨い! 長崎チャンポンというと白濁のとんこつスープだけれど、それを想像すると、まったく違うものだ。ここのは東京風というか、魚介系の醤油のあっさり味のスープだ。

ちゃんぽん@水明亭


平日の午前11時~午後2時までが営業時間だ。1日たった3時間、しかも平日だけなのだ。見逃していたのも無理はないと思った。

以来、明治神宮外苑の散歩は平日の昼時と決めている。


追記:
どうやら、夜も営業を始めたようです。
しかもFacebookページができていました。
水明亭Facebookページ

水明亭
水明亭
ジャンル:ちゃんぽん、居酒屋
住所:〒160-0013 東京都新宿区霞ケ丘町11-2(地図
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情報掲載日:2014年12月4日