北尾トロ

2年前、友人の北尾トロが長野県の高遠町に「本の家」という古本屋を開店した。

「行くよ」と言いながら、なかなか訪問できなかったのは、高遠町が近くはないからだ。今回は、9/18~23まで開催された

高遠ブックフェスティバルにあわせて高遠町を訪問した。


高遠の商店街



東京からのアクセスはおそろしく悪い。車で行くのがいちばんだと思う。僕は車を持っていないので、電車かバスということになるが、北尾トロによれば、電車やバスを乗り継いで行くのは大変だとのこと。そこでお勧めされたのが、新宿からの直行バスである。


民家の軒先

朝、7時に新宿を出発。お昼前に高遠文化センター前に到着した。

というわけで、北尾トロのいる「本の家」へ向かう。

で、わかったのは、高遠はちょっとした町である。東西にのびる商店街が2本ほどあった。



メインの商店街が500メートルくらいだろうか。なので、そんなに広い町ではない。
壱刻さん



町全体がブックフェスティバルを盛り上げている。

何軒かの古本屋さんが、フェスティバルにあわせて、空いているスーパーマーケット跡にお店を出していたり、普通のお店も店先に古本を置いていたりする。

100円均一で、お金は空き缶に入れるような方式になっているようなところが町のいたるところにある。掘り出し物もあるかもしれない。

また、歩いていると、民家の塀の上に古い本が、置かれており、「ご自由にお持ちください」と書かれていたりする。

一日、ぐるぐるまわっても飽きない。
高遠そば



高遠文化センター側から歩くと、商店街の終わりに北尾トロの「本の家」があった。大盛況である。お客さんであふれ、地元のテレビ局なども取材にきているし、けっこう忙しそうだ。

北尾トロに挨拶をする。ちょうどお昼時だから飯でも行こうと誘えば、

「じゃ、高遠そばはどう?」

「いいね、いいね」
高遠そば



と言うと、隣の「壱刻(いっこく)」という蔵を改装したお蕎麦屋さんである。

ここで高遠そばをいただく。

高遠そばの特徴はつゆにある。辛み大根と味噌を入れるのだ。これがけっこう旨い。のどごしも良くツルツルといただいた。そして、つゆにそば湯を入れて飲むと、これがまた旨い!




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