ある町に行くと、どうしても行きたくなる店というのはないだろうか。
僕はいくつかある。
先日、副都心線の鬼子母神前駅あたりに用事があった。
用事を済ませ、ちょっと散歩しようかと
明治通りと目白通りを交差する千登世橋の上から、
都電荒川線などを撮影。

都電荒川線


ここから見る荒川線の電車はなかなかいい。

千登世橋というのは川にかかる橋ではなく、
明治通りを目白通りが跨いでいる橋だ。
橋の上より、明治通りの高田馬場方向を臨むとすっかり秋から冬の気配だ。

千登世橋



ふと、ここって、JRの目白駅が近いなと思いついた。
目白といえば、あそこだ、「丸長」だ。
そう思い立ったら、目白通りをひたすら目白駅方向へ歩き始めていた。

目白駅を通り過ぎ、さらに歩くと、行列のできているお店がある。
それが「丸長」である。
看板には、○に「長」という字が入っている。読み方は「まるちょう」である。

丸長


なぜここのつけそばが無性に食べたくなることがある。
なぜかといえば、独特の味わいであり、ほかでは食べられないからだ。

到着したのは12時少し前。
運よくほとんど並ばずに入店。
「小鉢、まだありますか?」
と聞くと、あるとのことで、ホッ。
それをもらう。メニューにはないけれど、
「チャーシュー野菜つけそば」
をちょっと小盛にしたものだ。
普通のだと、もう僕の年齢では量が多すぎて、食べられない。
小鉢がちょうどいいのだ。
値段は千円。

丸長 小鉢


「チャーシュー野菜つけそば」は12時過ぎにはなくなっている。
小鉢もそうだ。
中にはたっぷりの小さく刻まれた野菜にこれまた小さく刻まれたチャーシューがたっぷり。
つけ汁は辛味があり、酸味があり、甘みもあるというちょっと不思議な味。
かなりジャンクな味わいなのだが、長年この味でやってきたというのが、なんだかすごい。
最後はつけ汁にスープを入れてもらって飲む。
外に出たら、5人ほどの行列ができていた。



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