新宿御苑前にある「大勝軒十五夜」は好きな店のひとつだ。
たまに無性に食べたくなる。
今はけっこう近所なのだけれど、以前からよくこの前は通っていた。
新宿通りと靖国通りをつなぐ道で同じ並びには24時間営業するスーパーの「丸栄」がある。

大勝軒十五夜

外観はこんなかんじ。
で、つけ麺が人気なんだけど、これが旨い。
大勝軒十五夜 つけ麺

ラーメンも好きでけっこう食べていた。
大勝軒十五夜 ラーメン


そんな「大勝軒十五夜」だが、今年のはじめにいきなり看板が変わっていた。
大勝軒十五夜が「二猿」に


そして地上に置かれた看板には
「ラーメン二郎での修行経験を生かします」
とあった。
大勝軒十五夜が「二猿」へ

大勝軒系のお店が二郎系に変わるのか。
これは一度寄ってなければとすぐに訪問。
が、入ってみて驚いた。店内は以前と同じレイアウトだし、
フロアの女性店員やら厨房にいる人たちは以前の「大勝軒十五夜」と同じ人ではないか。
二郎系らしく食券を渡すと、女性店員から「にんにく入れますか?」と聞かれる。
野菜増しもこのときに告げるが、今回は普通で、にんにくを入れてもらうことにした。
そうそう、麺の量は、多くても少なくても同じ値段のところは前の大勝軒十五夜と変わらない。
で、出てきたのが、これ。
「二猿」のラーメン

前の大勝軒十五夜では野菜はほとんどなかったけど、こっちは豊富。野菜増しにしてもよかったかな。
スープはたしかに二郎系。でも、そんなに強くはなく一般の人でもOKではないかと思われる。
チャーシューもおいしい。麺も二郎系で、けっこうヘビーな麺。
大勝軒十五夜「二猿」

いちばん量が少ないものにしたけれど、それでもちょっと残してしまった。
おいしい。これはまた来たい。
そう思った翌日、店の前を通ると、こんな貼り紙があった。
大勝軒十五夜から「二猿」へ

えええっ、いったいどういうことだ。
「二猿」になってからまだ一週間もたっていないのに…。
そして、その数日後に行くと、こんな看板に変わっていた。

大勝軒十五夜


本当に元に戻っている。二郎系もよかったんだけどなぁ。
しかし、どんなふうに戻っているのか、気になり、店内へ。
ああ、元もままかも。つけ麺の小にしたけど、麺がかなり少ない。
違いはそれくらいか。
大勝軒十五夜

一口食べて、なんだかホッとした。味は元に戻った。
でも、あの「二猿」も捨てがたいんだけどなぁ。
いまとなっては幻のラーメン店になってしまった「二猿」だが、
こちらもまた復活してほしいものだ。