よく散歩するようになってわかったのだが、都心の駅というのは、めちゃくちゃ近い場合がある。
今から考えれば、わざわざ電車に乗って遠回りということもよくあった。
たとえば、JR神田駅からガード下を北に歩けばすぐにJR秋葉原駅がある。
都営浅草線の東日本橋駅、東京メトロ、日比谷線の小伝馬町駅、丸の内線の大手町駅や淡路町駅なども神田駅から近い。
土曜の昼下がり。
大手町駅A2番の出口で出て神田駅のガード下の飲み屋に行こうと歩き始めた。
鎌倉橋

外堀通りに出るところに橋がかかっている。
鎌倉橋という橋で、下を流れるのは日本橋川だ。
このあたりは、徳川家康が江戸城を修復する際、ここへ鎌倉からの石材などを荷揚げした場所。
鎌倉河岸と呼ばれていた。今もビルの名前として残っている。
その隣に同じく外堀通りの交差点の名前が「竜閑橋」。かつてここにも橋があったのだ。
そして、外堀どおりから一本北の道にあるのが、御宿稲荷神社。
御宿稲荷神社

徳川家康がまだ江戸城を作る前、豊臣秀吉から関東への国換えを命ぜられたときに、神田村の郷士(身分は武士だが農作業もする身分)の家に投宿。その後、家康が神社を寄進したのが、御宿稲荷神社の始まりだそうだ。
神田駅周辺はいろいろなお店があって散歩してそれらの店をのぞくだけでも楽しい。
昼間から飲める店もけっこうある。
今回は西側、東京駅方向のガード下に注目。
神田駅ガード下

3軒ほど並んでいる。「馬力」「大越」「升亀」。3店とも漢字2文字。
神田駅ガード下 馬力
神田駅ガード下 大越
神田駅ガード下 升亀

神田駅から近いのが「馬力」、通いのが「升亀」。迷った挙句真ん中の「大越」にする。
店内に入ると、まだ4時前だというのにお客さんでいっぱいだ。
貝の三点盛り、刺身の三点盛りなどを頼み。ビールを飲んだ。
大越 貝の三点盛り
大越 刺身三点盛り

ほろ酔いで店を出る頃には、満席に近い状態だった。



大越 居酒屋 / 神田駅新日本橋駅淡路町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5