僕が山口県の中学1年生のとき、担任の教師が一ヶ月間ほど東京へ研修に行った。
その教師が山口にに戻ってきて、授業で東京のことを話してくれたのを覚えている。
そのなかで記憶に残っているのは、
東京は関東ローム層という粘土質の土が多く、舗装されていない道を歩くと、
靴がどろどろになるというものだった。

その話を聞いたのは70年代のはじめころで、
僕が東京にやってきたのは、その10年後となる。
すでに、舗装されていない道というのはほとんどなく、
関東ローム層を感じさせるものはほとんどなかった。

そのせいか、工事で地面を掘っているところに出くわすと、
おお、これが関東ローム層かと思うのだ。

工事でむき出しになった関東ローム層


先日も近所で道路を掘り返していて、ついついカメラを向けてしまった。