文京区の図書館で『散歩もの』という漫画本を借りた。
これが実におもしろいかった。
中年のサラリーマンがふと散歩をするというストーリー。
原作は久住昌之さんで、 作画が谷口 ジロー さんだ。
実際の町並みなどが出てくるのだけれど、これがけっこう忠実で、
ああ、これはあそこだ、なんてわかる。
主人公の散歩に対する考え方は、
「テレビや雑誌で見た場所へ出かけていく散歩は、散歩ではない」
というもの。ふと歩き始めて、道に迷ったりするのが、散歩なのだという。
そんな本を返しに文京区の目白台図書館へ行った。
天気がよかったので、「散歩もの」の主人公のようにどこへ行くでもなくブラブラ歩こうと思った。
目白通りから、不忍通りへ出て、護国寺西の交差点に出た。
手書きのメニューが貼られており、かなりそそられたが、時刻はまだ10時過ぎ。
ここのランチタイムは11時半だそうだ。
高速道路の下を池袋方面へ歩いてみる。
屋台があった。
きっと夜になると活躍するんだろうね。
その先は、都電荒川線を越えると東池袋の駅があった。
再開発された巨大なビル。
かつて、この下に東池袋大勝軒があった。
今は道をはさんだ反対側で営業している。
行ってみよう。まだ暖簾は出ていない。
「11時はじまり」とある。まだ10時半だ。
と、その上に書かれている文字が目に入った。
「ありがとう 50周年 6月6日 半額」とある。
ネットで調べてみると、公式ホームページには以下のような文章があった。
元祖つけめん「特製もりそば」の考案者:山岸一雄が創業した「東池袋大勝軒」は、2011年6月6日に創業50周年を迎えます。この記念する日に東池袋大勝軒はお客様向けにイベントを開催させていただくこととなりました。当日に限り特製もりそば、中華そばを350円にてご提供いたします。スープがなくなり次第終了となります。ご来店を心よりお待ちしております。
ということである。店の中では、山岸氏がテレビの取材中であった。
ちょっとそのあたりをひとまわりして、11時過ぎに戻ってきたら、
さっきとはまったく違う光景があった。
長蛇の列。うっひゃー。
で、パッと思い出したのが、「中華そば ターキー」。
前回、雑司ヶ谷霊園を散歩したときに定休日でいけなかったお店だ。
それで東池袋大勝軒へ行ったのである。今回は逆コース。
雑司ヶ谷霊園を横切っていくと、あった。
いいでしょ、このたたずまい。もう、おもいっきり昭和なかんじ。
ここで注文するのはラーメンに餃子。
もうね、懐かしい味としかいいようがない。
なんだか、満足して帰路についた。
散歩もの (扶桑社文庫)
クチコミを見る
これが実におもしろいかった。
中年のサラリーマンがふと散歩をするというストーリー。
原作は久住昌之さんで、 作画が谷口 ジロー さんだ。
実際の町並みなどが出てくるのだけれど、これがけっこう忠実で、
ああ、これはあそこだ、なんてわかる。
主人公の散歩に対する考え方は、
「テレビや雑誌で見た場所へ出かけていく散歩は、散歩ではない」
というもの。ふと歩き始めて、道に迷ったりするのが、散歩なのだという。
そんな本を返しに文京区の目白台図書館へ行った。
天気がよかったので、「散歩もの」の主人公のようにどこへ行くでもなくブラブラ歩こうと思った。
目白通りから、不忍通りへ出て、護国寺西の交差点に出た。
手書きのメニューが貼られており、かなりそそられたが、時刻はまだ10時過ぎ。
ここのランチタイムは11時半だそうだ。
高速道路の下を池袋方面へ歩いてみる。
屋台があった。
きっと夜になると活躍するんだろうね。
その先は、都電荒川線を越えると東池袋の駅があった。
再開発された巨大なビル。
かつて、この下に東池袋大勝軒があった。
今は道をはさんだ反対側で営業している。
行ってみよう。まだ暖簾は出ていない。
「11時はじまり」とある。まだ10時半だ。
と、その上に書かれている文字が目に入った。
「ありがとう 50周年 6月6日 半額」とある。
ネットで調べてみると、公式ホームページには以下のような文章があった。
元祖つけめん「特製もりそば」の考案者:山岸一雄が創業した「東池袋大勝軒」は、2011年6月6日に創業50周年を迎えます。この記念する日に東池袋大勝軒はお客様向けにイベントを開催させていただくこととなりました。当日に限り特製もりそば、中華そばを350円にてご提供いたします。スープがなくなり次第終了となります。ご来店を心よりお待ちしております。
ということである。店の中では、山岸氏がテレビの取材中であった。
ちょっとそのあたりをひとまわりして、11時過ぎに戻ってきたら、
さっきとはまったく違う光景があった。
長蛇の列。うっひゃー。
で、パッと思い出したのが、「中華そば ターキー」。
前回、雑司ヶ谷霊園を散歩したときに定休日でいけなかったお店だ。
それで東池袋大勝軒へ行ったのである。今回は逆コース。
雑司ヶ谷霊園を横切っていくと、あった。
いいでしょ、このたたずまい。もう、おもいっきり昭和なかんじ。
ここで注文するのはラーメンに餃子。
もうね、懐かしい味としかいいようがない。
なんだか、満足して帰路についた。
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コメント
前の店の左側に部屋があって、山岸さんは奥さんが亡くなってからその部屋には1回も入らなかったとか。店を始めた頃、奥さんとの住まいだったと言う話を聞きました。そう言う思い出も無くなってしまったと思うと切ないです。
コメントのありがとうございます。
再開発で大きなビルができると建物だけではなく、
道そのものがなくなるんですね。
東池袋大勝軒でお客さんが並んでいた道もいまはありません。
tomyさんのラーメンの写真、見てみたいですねぇ。
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