ネットから帰省のための新幹線チケットを予約したつもりが、できてなくて、
そのためグリーン車に乗ることになった。手痛い出費だけれど、
思わぬ拾いものもあった。

グリーン車にあった「ひととき」という雑誌にあった、かんさんみさんの文章を読めたことだ。

ひととき2015年1月号


「京都の美味、奥の奥」という特集で書かれていた「この街にしかない和食中華」という記事。

いくつかの中華料理店が分類されていた。たとえば、こんな具合。

餃子の王将などの餃子を看板にしたチェーン店の「チェーン中華」。ハレの日に行く「ホテル中華」や「レストラン中華」。味濃く、ボリュームのある「学生中華」。祇園などの夜を支える「深夜中華」。もちろん中国などの現地人シェフによる「来日中華」。そして、この分類のどこにもあてはまらない「京都の中華」がある。

こうして、京都の中華の原稿がスタートするのだけれど、興味深いのは「来日中華」だ。東京の中華料理店シーンでいまいちばん勢いがあるのが、「来日中華」だろう。

上野に晴々飯店というのがある。場所はJR上野駅の入谷口から出て、バイク屋さんの路地を昭和通方向へ歩いたところにある。これまで何度かうかがった。有名なのは麻婆豆腐で、辛いものが好きな妻が大辛を食べていた。

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僕は広東麺とか焼きそばを食べたんだけど、ずっと気になるメニューがあったんだよね。それが「リアル回鍋肉」。
晴々飯店 リアル回鍋肉


リアルとは、どうやら本場のということらしい。
たしかに日本の中華料理店が出すホイコーローは、
カレーライスと同様に日本独特のものなのだそうだ。
もともとの中華料理の回鍋肉ということで、リアルなのだろう。
というわけで、先日いただいてみた。

晴々飯店 リアル回鍋肉


定食。880円。これがリアル回鍋肉だ。

晴々飯店 リアル回鍋肉


豚肉が中心でニンニクの芽だとか玉ねぎが入っている。少し辛い。いわゆる日本式の回鍋肉のように甘くはない。トウチが入っていてコクがある。半分くらい食べたところで、後頭部に汗がにじむ。
これはこれで、おいしいというか、アリだね「リアル」。

それまで普通にカレーライスを食べていたのが、インドの本場のカレーを食べて、びっくりしたあの感覚に近い。リアルが体験できた。

晴晴飯店
晴晴飯店
ジャンル:本格中華食べ放題!
アクセス:JR上野駅 入谷口 徒歩2分
住所:〒110-0005 東京都台東区上野7-8-16(地図
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情報掲載日:2015年1月3日