夏になると楽しみなのが縁日。
神社やお寺の大きなイベントで、宗教的な意味もあるのだけれど、
なんといっても子供は屋台が大好き。
縁日の屋台の前でテンションあげあげの子供たちはいつもいる。
僕が子供の頃だって子供たちは屋台にドキドキわくわくした。
きっとその前の時代の子供たちも同じだろう。
今回はそんな屋台がたくさん出る靖国神社の「みたままつり」をのぞいてみた。
ずらりと並ぶ屋台の数は、都内のお祭りの中でも多いほうだと思う。
昔の子供も今の子供も虜(とりこ)にするというのだから、その時代の子供たちに合わせたものが屋台として登場しているのだろう。
昔はよく見たけれど、今はほとんどないのが、お面である。昔はウルトラマンだとか仮面ライダーなどのお面を売っていて、親に連れられた小さな子供たちがそれをかぶっている光景がよく見られた。
きっと、今は権利関係などで、簡単にお面が作れなくなってしまったのだろうか。とにかく見かけない。
昔あれだけあった綿飴(綿菓子)などもほとんど見なくなった。アンズ飴も同様になくなったわけではないが、あまり見ない。
昔からあって、今もあるのは金魚すくいだろうか。食べ物では昔からあって今もあるのは、「イカ焼き」である。縁日というと、あのイカを焼いたのが食べたくなる。
僕が子供の頃なくて、最近よく見かけると思うのは、じゃがバターだとか、チキンソテー、鶏の唐揚げ、ケパブなどである。昔はそういうものが屋台で売っているなんてことはなかったと思う。
さらにここ最近、驚かされるのが、ハンバーガー系の屋台だ。佐世保バーガーからラーメンバーガーなどというものもある。このあたりはごく最先端といったところだろうか。
食べ物や遊びだけではなく、「お化け屋敷」というのも縁日の風物詩のひとつだろう。
大人にとってはなんてことない内容でも子供にとってはけっこうインパクトがあるだろう。
そんな靖国神社の「みたままつり」は7月16日までだ。興味のある人は散歩がてらのぞいてみよう。最寄り駅は東京メトロの九段下駅である。