下関マグロの“散歩生活”

下関マグロの“散歩生活”

東京の町を散歩します。散歩の途中で出会ったおいしい食べ物やおもしろいものを紹介します!

歴史の痕跡

2月 11日

名古屋の中村遊郭跡を歩いてみた

名古屋は歴史のある街だ。遊郭も歴史があるのだろうと調べてみたら、
中村遊郭は、大正時代に出来たそうだ。
大須旭廓が中村に移転したのが、大正12年。
売春防止法が施行された昭和33年まで郭があった。
まずは、名古屋駅から東へ歩く。



大門が見えてくる。
中村遊郭は吉原を模して造られたそうで、
なるほど、大門もあった。
そこから、大門を北へ進む。
ピアゴという大型スーパーがあったり、遊郭の名残りであろうか、ソープランドがあったりする。
昔ながらの建物がある。



当時の建物がそのまま残ってる。

美人画が飾られている。これもとうじのままなのだろうか。
レストランなどになっているところもある。ここなどはそうだろう。



さらにでーサービスの会社になっているところもある。


歩けば、趣のある街だ。歩いていて楽しい。

遊蕩の空間―中村遊廓の数奇とモダン (INAX ALBUM 11)
遊蕩の空間―中村遊廓の数奇とモダン (INAX ALBUM 11)
9月 19日

ムーランルージュ新宿座があった場所

昨日、一昨日とJR新宿駅中央東口を出た「新宿まつり」があった。
近所の飲み屋さんなどが露店を出して、通りに椅子やテーブルが出て、
多数のお客さんがきていた。
新宿まつり

知らずにきた若い男性が、このあたりで待ち合わせをしていたのだろうか、
携帯電話で「道が、あの道がビアガーデンになっているんですよ」
と言っていた。なるほどそんなかんじだ。
主催しているのは「角一南部大祭委員会」というところだった。
かつてこのあたりは淀橋区角筈1丁目だったのだ。
そして、このあたりにかつて「ムーランルージュ新宿座」があった。

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6月 4日

玉川上水・内藤新宿分水散歩道が完成したので歩いてみた

新宿御苑脇の散策路に
「玉川上水・内藤新宿分水散歩道」が完成した。
しかし、節電のためとのことで、ずっと水が流れていなかったのだ。
それが先日見たら、水がある。
というわけで、写真を撮影してみた。

新宿駅方面の新宿門の脇から入る。
新宿御苑は入園料がかかるけれど、こちらは無料。
もう紫陽花が咲いている。
玉川上水・内藤新宿分水散歩道


水はいろいろな形で流れているけれど、端っこはこんなかんじ。
玉川上水・内藤新宿分水散歩道


昔の玉川上水を再現してあってなかなかいいかんじの散歩コースになっている。

玉川上水・内藤新宿分水散歩道

さらに植物の名前の札がたてられており、自然の植物図鑑のようだ。
玉川上水・内藤新宿分水散歩道

これからの季節、水の流れを見ながら歩くのもいいのではないだろうか。
玉川上水・内藤新宿分水散歩道

この散策路、利用時間 午前9時から午後4時30分まで。
※平成22年7月17日(土)~8月31日(火)までの土日および祝日は、
午後5時30分までご利用可能。
気をつけたいのは 休園日。毎週月曜日は閉鎖されている。


図解 武蔵野の水路―玉川上水とその分水路の造形を明かす
図解 武蔵野の水路―玉川上水とその分水路の造形を明かす
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4月 24日

古地図で説明してくれる千代田区町名由来板

東京23区のいろいろな区を歩いてみると、
その案内板が各区によって違うことがわかる。
坂の説明書きも各区で違う。

僕がいちばん気に入っているのは、千代田区町名由来板。

千代田区町名由来板


町名の由来が丁寧に説明してある。
千代田区町名由来板


さらに古地図も添えられていて、
そこに現在地が出ていて、とても便利。
千代田区町名由来板

どこの区でもこういうのやってくれると、歩くことが楽しくなるんだけどな。

でも、こんな一冊を持って歩けば、
昔と今の風景の違いがわかっておもしろい。


東京今昔歩く地図帖―彩色絵はがき、古写真、古地図でくらべる (学研ビジュアル新書)
東京今昔歩く地図帖―彩色絵はがき、古写真、古地図でくらべる (学研ビジュアル新書)
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2月 2日

文豪たちの東京めぐり 漱石も食べた洋風かきあげや羽二重団子を!

今回の「文豪たちの東京めぐり」は、夏目漱石が学生時代に食べた洋風かきあげを今も出すお店「松栄亭」を訪ね、
『我輩は猫である』を書いたとされる旧居跡をめぐる。
さらに『三四郎』に描かれた藍染川跡といわれる「よみせ通り」を経て、羽二重団子本店まで歩く。


まずはお昼時ということで、「松栄亭」から始めることにした。
東京メトロ丸の内線の淡路町駅
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 淡路町駅スタンプ

スタンプを押し、地上に出て「松栄亭」へ。
有名なお店で、これまで何度かきたことがある。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 松栄亭

何が有名かといえば、「洋風かきあげ」が有名だ。
漱石の随筆に「ケーベル先生」というのがある。
ケーベル先生というのは海外からやってきた東大の大学教授で、
漱石も講義を受けたことがある。
そのケーベル先生の専門コックだった人が松栄亭の初代である。
漱石があるとき、ケーベル低をたずねたときにありあわせの材料でコックが作ったのが、
「洋風かきあげ」である。
注文すると「15分ほどかかりますけどいいですか」と聞かれる。
「いいですよ」と答える。
というわけで、15分待って出てきたのがこれ。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 松栄亭 洋風かきあげ


真ん中から切ってみるとこんなかんじ。

文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 松栄亭 洋風かきあげ

豚肉とタマネギを卵と小麦粉で混ぜ、それを揚げている。
外はカリッとして、中はしっとり。
オムレツかお好み焼きかとか似ているものを探すものの、似たものはない。
毎回ここにくると洋風かきあげは頼むのだが、おいしいかと聞かれれば、うーん、それはよくわからない。
ただ、味が受け継がれているので、漱石が食べたものと同じようなも味を体験できるのがすごいと思う。

おなかいっぱいになったところで、南北線の東大前駅まで歩く。
本郷通りに出てまっすぐいき、東京大学を通り過ぎたあたりに駅がある。
駅でスタンプを押して、漱石の旧居跡を見に行く。
ここに今は碑がたっている。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 旧居跡

イギリスの留学から帰国した漱石はこの場所にあった家に3年ほど住む。
その間に処女作『吾輩は猫である』を執筆するのだ。
その石碑の後ろにある塀の上を見ると、そこには猫がいた。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 旧居跡の猫


ここから団子坂を降りると、不忍通りである。
団子坂下の交差点に千駄木駅の入り口があり、そこにスタンプがある。
それを押して、不忍通りから一本東側の「よみせ通り」を歩く。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 藍染川跡

ここが『三四郎』に登場したデートコースの藍染川ががあったところだ。
川は現在、暗渠になっている。
ここからJR日暮里駅方向へいくのが、谷中銀座の商店街だ。
JRの線路を越えると、羽二重団子本店がある。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 羽二重団子

テイクアウトもあるが、店内でお団子も食べられる。
お茶とセットになっているお団子2本が462円。
それを注文する。
待っている間に「スタンプ台はどこですか?」と聞く。
教えてくれたのは入り口に近い場所。
ここは古いものがいろいろ展示されていて博物館のようだ。
出てきたお団子がこれ。
文豪たちの東京めぐり 夏目漱石編 羽二重団子

実は、僕はここにも何度かきている。
ここのお団子はおいしくて、何本でも食べられそうだ。
が、今あらためて、リーフレットを見ると、
スタンプ帳を見せると全商品5%OFF
と赤文字で書かれているではないか。ショック。。。。
知らなかったぁ。会計のときに見せればよかった。
つうか、スタンプの場所聞いているんだから、お店の人も察してほしかった。
というわけで、みなさんはぜひスタンプ帳を見せて値引きしてもらってね。
というわけで、残りスタンプはあと一個となった。
次も期待してね。

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